おことわりと注意事項
塾講師時代に使用していたテキストをベースに、およそ220語を“古文重要単語”として選び、掲載しています。
中学生対象のため、高校生の方は全部覚えても明らかに知識不足となりますのでご注意下さい。
ここに載っていなくても学校や塾で重要だと教わったものはそれも覚えましょう。
単語によっては意味が多くあるものもありますが、ここではその全ての意味を載せているわけではありません。代表的なもののみを載せています。
そのため古文によってはここで掲載している意味以外の意味があてはまる場合がある点にご注意ください。
このページはあくまで普段の学習の補助としてお使い下さい。
単語の重要度について
何をもって“重要語”とするかについてですが、題材(古文)によって単語の重要度が少し変化します。
そのため、市販の単語本においても単語本Aでは載っていても単語本Bには載っていない単語があるなど、若干バラツキがあります。
よってここで扱っている重要語についても、「なぜこの単語が載ってないの?」というご感想を持たれる方が必ずいらっしゃると思います。
重要かどうかの線引きがちょっと難しい。
前述の通り、塾のテキストをベースにしているのである程度の客観性は保てているはずです。
正直な話、「この単語いらんのとちゃう?」と個人的に思うものもテキストに載っていたりしたんですが、そういう単語も基本的に削除せず一応載せておきました。
逆に、塾のテキストに載っていなかった単語でも私が重要と判断したものを少し追加したりしています。
このページになくても、学校や塾で重要だと教わったものはそれも覚えるようにしてください。
表の見方と注意点
・古文単語は50音訓順、ゴロ合わせ付きで掲載しています。
・『ゴロ合わせ文』の、緑色の字は『単語』に、赤色の字は『意味』に、それぞれ対応しています。
・一部、ゴロ合わせではなく“説明”を掲載しているもの等があります。
・助動詞については意味の横に用法名を入れてあります。
・「おどろく」のように、今(現代)と意味が違う単語は特に注意しましょう。
・ここで掲載のゴロ合わせはあくまで覚え方の一つです。自分が最も覚えやすい覚え方を優先しましょう。
・一部、妙に生々しいゴロ合わせがありますが、その点についてはあらかじめご了承下さい。
あ行 |
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単語 | 意味 | ゴロ合わせ文 | |
001 | あいなし | つまらない。おもしろみがない。興ざめだ。 気にくわない。 |
愛なしではつまらない。 |
002 | あからさまなり | ほんのちょっと。ついちょっと。 | 「あ」から「さ」までほんのちょっと。 |
003 | あく | 満足する。 いやになる。うんざりする。 |
悪代官、年貢ガッポリ満足する。が、少し自分が嫌になる。 |
004 | あさまし | 意外だ。 情けない。興ざめだ。 |
朝飯(あさまし)を力士が抜くとは意外だ。 |
005 | あし | 悪い。 卑しい。 |
(「悪し」→悪い) |
006 | あした | 朝。 | あしたの朝。 |
007 | あそぶ | 詩歌・音楽をして楽しむ。 音楽を奏する。 |
遊ぶなら詩歌・音楽をして楽しむ貴族たち。 |
008 | あぢきなし | つまらない。 おもしろくない。 |
味気なくてつまらない。 |
009 | あな | ああ。あら。 | 穴から、ああ、校長が出てきた。 |
010 | あはれ | しみじみとした趣。 | あわれな話の中に何かしみじみとした趣が。 |
011 | あまた | たくさん。 | 余ったたくさん、どうするの? |
012 | あやし | 不思議だ。 身分が低い。卑しい。 |
あやしい奴は不思議にも身分が低い。 |
013 | あらまほし | あってほしい。そうありたい。 好ましい。 |
(「あり」+「まほし」→あってほしい。)(179参照) |
014 | あり | 存在する。 | アリの巣が存在する。 |
015 | ありがたし | 珍しい。めったにない。 | (「有り難し」→有ることが難しい→珍しい) |
016 | いかで | どうして。 | 一家で筋トレ大ブーム。どうして? |
017 | いかなる | どういう。どのような。 | 胃が鳴るのはどういう仕組み? |
018 | いかに | なぜ。 どのように。 |
イカになぜ手が十本ある? |
019 | いざ | さあ。 | 居酒屋でさあ飲もう。 |
020 | いたづら | むなしい。 むだだ。役に立たない。 |
いたずら失敗、むなしい結果。 ※「いたづらになる」は「死ぬ」という意味。 |
021 | いづ | 出る。 | 居づらくて出るハメに。 |
022 | いづこ | どこ。 | いづ子ちゃんはどこですか? |
023 | いつしか | いつの間にか。 | 五つしかないはずがいつの間にか六つに。 |
024 | いづれ | どっち。どちら。 | いずれまた会おうと言ったのはどちらでしょう? |
025 | いと | とても。非常に。 (後に打消が来て)それほど…(ない) |
糸がとても長い。 |
026 | いとど | いよいよ。ますます。 | 糸どんどん使っていよいよ終わり。 |
027 | いとほし | 気の毒だ。 | 伊藤氏が気の毒だ。 |
028 | いにしへ | 昔。 | 胃にしみる昔のお酒。 |
029 | いぬ | 行ってしまう。去る。(往ぬ) 死ぬ。(去ぬ) 寝る。(寝ぬ) |
犬が行ってしまう。 |
030 | いはく | 言うことには。 | 岩食いながら言うことには~ |
031 | いまはむかし | 今となっては昔のことだが。 | 今(となって)は昔(のことだが)←カッコ部分を補うだけ |
032 | いみじ | 大変だ。(望ましくない場合に使う) すばらしい。(誉める場合に使う) |
胃みじかくて消化が大変だけどすばらしい消化力。 |
033 | いらふ | 答える。 | いらん事を答えて怒られる。 |
034 | うし | つらい。 | うしろは崖っぷち、つらい犯人。 |
035 | うしろめたし | 心配だ。不安だ。 | 後ろ見たら誰かいそうで心配だ。 |
036 | うす | 死ぬ。 消える。なくなる。 |
うっすら毛根が死ぬ。 |
037 | うたてし | なさけない。 | 歌って失神、なさけない。 |
038 | うつくし | かわいい。 | 美しい人は昔もかわいい。 |
039 | うとし | よく知らない。 無関心だ。 |
うっとうしいからよく知らないし、無関心だ。 |
040 | うれふ | 心配する。 嘆き訴える。 |
売れフンドシを。売れるかどうか心配だと嘆き訴える。 |
041 | え~打ち消し | ~できない。 | え~?できない! |
042 | おきつ | 命令する。 | 大っきいツキノワグマに人里に来ないよう命令する。 |
043 | おきな | 老人。おじいさん。 | 大きなおじいさんの古時計。 |
044 | おくる | 先立たれる。生き残る。 | 送ると先立たれる不幸の手紙。 |
045 | おこたる | 病気が治る。 | (怠る→ばい菌が仕事を怠る→病気が治る) |
046 | おこなふ | 仏道修行をする。 | (昔は仏道が盛ん→仏道修行をする) |
047 | おどろく | 目を覚ます。目覚める。 | 驚いて目を覚ます。 |
048 | おのづから | 自然に。ひとりでに。 | (「自ら」→自然に・ひとりでに) |
049 | おのれ | 自分。私。 おまえ。 |
(ゴロ合わせ省略) |
050 | おはす | いらっしゃる。 | おわ、すごい美人がいらっしゃるッ。 |
051 | おほかた | 一般に。(副詞) 世間一般。(名詞) |
おおかたうわさは一般に嘘である。 |
052 | おぼしめす | お思いになる。 | (この)煮干(は)メス?とお思いになる。 |
053 | おほす | おっしゃる。 | オッスとおっしゃる。 |
054 | おぼゆ | 思われる。 | (「覚ゆ」→覚える→自覚する→思われる) |
055 | おろかなり | いいかげんだ。 | 愚か者はいいかげんだ。 |
か行 |
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056 | かかる | このような。 | かかる液体がこのような塩酸では危ないぞ。 |
057 | かぎりなし | この上ない。最高だ。 | (限りがない→上限がない→この上ない) |
058 | かく | このように。 | 書くときこのようにすればキレイな字。 |
059 | かげ | 光。 姿。形。 |
(意味に注意。「姿」については“人影”と今も言う) |
060 | かしこし | おそれおおい。 恐ろしい。こわい。 |
賢い人はおそれおおいがこわいとも思う。 |
061 | かしづく | 大切に育てる。 | 菓子作り、生地を大切に育てる。 |
062 | かた | 方向。方法。時期。 | (「方」→方向・方法。時間的な方向→時期) |
063 | かたし | 難しい。 | (漢字で「難し」と書く。→難しい) |
064 | かたち | 姿。顔だち。様子。 | (人の形→姿・顔だち・様子) |
065 | かたはらいたし | みっともない。 恥かしい。 |
片腹痛くてみっともない格好で恥ずかしい。 |
066 | かたへ | 仲間。 かたほう。 |
肩へ仲間がかたほうの手を置いた。 |
067 | かたみに | 互いに。 | 形見の品々を互いに分け合う。 |
068 | かづく | ほうびを頂く。ほうびを与える。 水中にもぐる。 |
カズ君がほうびを頂き、水中にもぐる。 |
069 | かど | 才能。 | 角に足の小指をぶつける才能。 |
070 | かなし | かわいい。 | 悲しいけれどかわいい子には旅をさせよ。 |
071 | ~がり | ~のところへ。 | 角刈りの奴のところへ行こう。 |
072 | かる | 離れる。遠ざかる。 | 軽くて風に舞い、遠ざかるヅラ。 |
073 | き | ~た。(過去) (※84参照) | 急所に蹴りを入れた。(「き・し・しか」と活用する) |
074 | きこしめす | お聞きになる。 | 金庫湿った理由をお聞きになる。 |
075 | きこゆ | 申し上げる。 | 聞こえるように申し上げる。 |
076 | ぐす | 連れて行く。 | ぐっさん(山口さん)を連れて行く。 |
077 | くだる | 都から地方へ行く。 | (ゴロ合わせ省略。ちなみに『下り線』と今も言う。) |
078 | くちをし | 残念だ。 | 口オッサン化して残念だ。 |
079 | けう | 珍しい。 | 毛、うどん並に太いとは珍しい。 |
080 | けしき | 様子。態度。表情。機嫌。 | (人の景色→様子、態度、表情、機嫌) |
081 | げに | なるほど。 | 下人、なるほど生活苦しい。 |
082 | けはひ | 雰囲気。 態度。 |
毛、倍になった雰囲気。 |
083 | けむ | ~ただろう。(過去推量) | 検問で引っ掛かっただろう、あの改造車は。 |
084 | けり | ~た。(過去) ~だなあ。(詠嘆) |
急所に蹴りを入れた。(※73と同じゴロ合わせ文) |
085 | こ | これ。 | (ゴロ合わせ省略) |
086 | ここち | 気持ち。 | 心地よい気持ち。 |
087 | こころうし | つらい。 不愉快だ。 |
(心憂し→心が憂うつ→つらい・不愉快だ) |
088 | こころなし | 思いやりがない。 | (心なし→心がない→思いやりがない) |
089 | こと | 言葉。 和歌。 他と比べ優れている様子。 |
(「言」「事」「殊」「異」など、「こと」は色々あるので注意。) |
090 | ごとし | ~ようだ。(比況・たとえ) | 強盗して捕まるようなマネをするな。 |
091 | ことわり | 筋道。道理。 | 断り方にも筋道、道理がある。 |
さ行 |
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092 | さ | そう。そのように。 | さぁ、そういうことは知らないねぇ。 |
093 | さうざうし | 物足りない。 | 想像しただけでは物足りない。 |
094 | さうなし | 比べるものがない。素晴らしい。 | サウナしんどいけど素晴らしい。 |
095 | さうらふ さぶらふ |
お仕え申し上げる。 あります。おります。ございます。 |
三郎にお仕え申し上げる。 ※「さうらふ」は男性が、「さぶらふ」は女性が用いた。 |
096 | さがなし | たちが悪い。 | 魚死なせたたちが悪いいたずら。 |
097 | さとし | 賢い。 | さとしくんは賢いゾ。 |
098 | さま | 様子。 趣。 |
(「様」→様子・趣) |
099 | さらなり | 言うまでもない。 | 皿投げたら言うまでもなく、割れた。 |
100 | さらに | (後に打消が来て)決して。絶対に。 | 皿に決してラクガキするな。 |
101 | さらば | それならば。 | (さらば→「さ」+「あらば」→それならば) |
102 | さりとて | そうかといって。 | (「さ」+「あり」+「とて」→そうかといって) |
103 | さる(連体詞)
さる(動詞) |
立派な。 そのような。 来る。近づく。 遠ざかる。遠ざける。 |
サルに立派な衣装 (「さ」+「ある」→そのような)
サル、遠ざかったと思ったらこっちに来る。 |
104 | じ | ~しないつもりだ。(打ち消し意志) ~ないだろう。(打ち消し推量) |
痔(ぢ)にまさかならないだろう。 ※「え~じ」→~できないだろう。 (41参照) |
105 | しのぶ | 我慢する。 懐かしむ。 |
(耐え忍ぶ→我慢する) (昔を偲ぶ→懐かしむ) |
106 | しばし | しばらく。 | しばしばしばらく休憩。 |
107 | しむ | ~せる。(使役) | 下ネタを言わせる。 |
108 | しるし | ご利益。 効き目。 きざし。 証拠。 |
(ゴロ合わせ省略) |
109 | す | する。 | (様々な動詞の代わりをする。現在の「する」と同じ。) |
110 | ず | ~ない。(打ち消し) | (ゴロ合わせ省略) |
111 | すさまじ | 興ざめだ。 | すさまじく馬鹿馬鹿しくて興ざめだ。 ※興ざめ…今風に言うとテンションが下がってシラけること |
112 | すなはち | すぐに。ただちに。 | すなわち、すぐにやれということか。 |
113 | すべ | 方法。手段。 | スベスベお肌になる方法。 |
114 | せうそこ | 手紙。手紙を書くこと。 | そう、そこに手紙あるよ。(「せうそこ」は漢字で『消息』) |
115 | そうす | (天皇に)申し上げる。 | そうッス!と天皇に申し上げる。 |
116 | そこら | たくさん。 | そこらへんにたくさんあります。 |
た行 |
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117 | たがふ | 違う。 さからう。 |
(「違う」→違う・さからう) |
118 | たぐひ | 同類。 種類。 仲間。 つりあうもの。匹敵するもの。 |
(「類・比」→同類・種類・仲間・つりあうもの) |
119 | たてまつる | さしあげる。(動詞) お~申しあげる。(補助動詞) |
盾祭りで盾をお作り申しあげる。 |
120 | ~だに | せめて…だけでも。 | せめてダニだけでも駆除しよう。 |
121 | たのむ | あてにする。 信頼する。 |
頼みこんであてにする、信頼する。 |
122 | たまはる | いただく。 | たまご割って中身をいただく。 |
123 | たまふ | お与えになる。(動詞) お~になる。(補助動詞) |
玉踏んでお転びになる。 |
124 | ためし | 例。 手本。 |
ためしに手本を見せてくれ。 |
125 | たり | ~た。(完了) ~ている。(存続) |
足りているよ 。 |
126 | ちぎり | 約束。 | ちぎっちゃだめという約束。 |
127 | ちご | 幼児。 | ちっこい幼児。 |
128 | つ | ~た。(完了) | つかんで投げた。 |
129 | つか(う)まつる | お仕え申し上げる。 | 塚祭って神にお仕え申し上げる。 |
130 | つきづきし | ふさわしい。 | 月月!夜にふさわしい。 |
131 | つごもり | 月末。 | 月終わり(つごもり)は月末。 ←ちと苦しいか |
132 | つつむ | 遠慮する。 隠す。 |
つつむ→つつしむ(慎む)→遠慮する つつむ→つつみかくす→隠す |
133 | つとめて | 早朝。 | 勤め先には早朝に行く。 |
134 | つゆ | (後に打消が来て)少しも。全然。 | 梅雨が少しも終わらない。 |
135 | つれづれ | 退屈だ。 | 釣り釣り魚釣れなくて退屈だ。 |
136 | て(手) | 手。 手下。部下。 文字。筆跡 手段。 手傷。 |
(色々な意味があるので注意。) |
137 | ~で | ~ないで。 | でっかいパンツ履いて来ないでお願いだから。 |
138 | とかく | とにかく。 あれやこれやと。 |
「と」書く、とにかくそれだけを書く。 |
139 | とし | 早い。 | 年が過ぎるのは早いのう。 |
140 | としごろ | 長年。 | 年頃の少年も長年たてばオッサンに。 |
141 | ~とて | ~と言って。 ~と思って。 |
取って!と言ってみる。 |
142 | とみ | 急。急ぎ。 | 富竹くん、急に学校に来る。 |
143 | ども | けれども。 | どうもと挨拶したけれども。 |
な行 |
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144 | なかなか | かえって。むしろ。 | なかなかかえって大変だ。 |
145 | ながむ | 物思いに沈みながらぼんやり見る 詩歌を吟じる。詠む。 |
眺む→眺める→物思いに沈みながらぼんやり見る。 長ッ。むっちゃ長ッ。そんな長い和歌を詠むの? |
146 | な~そ | ~するな。 | 7回も遭難するな! |
147 | など | どうして。なぜ。 | なぁどうして? |
148 | なにがし | どこそこ。だれそれ。 | 何菓子?どこそこで売ってるわたがし。 |
149 | なほ | いっそう。 やはり。 |
なおいっそう盛り上がるパーティ会場。 |
150 | なほざり | いいかげん。おろそか。 | なお、ざりがに料理はいいかげんにせぬように。 |
151 | なり | ~だ。(断定) ~にある。~にいる。(存在) |
成田空港だ。 |
152 | なんぢ | おまえ。(通常、対等・目下の人に使う) | 何時におまえは来るのかな。 |
153 | な(ん)でふ | どうして(~か、いやない)。(反語) | 何で二人でどうして来ることがあろうか、いやない。 |
154 | ~にあらず | ~ではない。 | (ゴロ合わせ省略) |
155 | にはか | 急に。 | にわか雨が急に降り出した。 |
156 | ぬ | ~た。(完了) | ぬけたらハゲた。 ※ぬ+体言の場合、意味(用法)は打ち消しなので注意。 |
157 | ねんごろなり | 親切である。 | 寝る頃、布団を敷いてくれた。親切である。 |
158 | ねんず | 我慢する。 | 念じ終わるまで我慢する。 |
159 | の | ~が | (主語を表す「の」。 父の帰る日→父が帰る日) |
160 | のたまふ | おっしゃる。 | 乗ったままおっしゃる。 |
161 | ののしる | 大騒ぎする。 | 脳の汁出て大騒ぎする。 |
162 | ~のみ | ~だけ。 | (ゴロ合わせ省略) |
は行 |
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163 | ば | (ア段+「ば」の場合)もし~ならば。 (エ段+「ば」の場合)~ので。~ところ。 ※詳しくはコチラを参照して下さい |
アバラがもし折れたならば、 ええバンソーコーあげるので我慢して。 |
164 | ばかり | ぐらい。 だけ。 |
約1000円ばかり→ぐらい 1000円札ばっかり→だけ |
165 | はしたなし | 決まりが悪い。 中途半端だ。 |
はしたないと決まりが悪くて中途半端だ。 |
166 | はた | やはり。 それとも。あるいは。 |
はたらきバチは、やはりよく働くのか、 それとも意外と働かなかったりするのか。 |
167 | はづかし | 立派だ。 | (こちらが)恥ずかしくなるほど相手がりっぱだ。 |
168 | はな | 梅の花。桜の花。 | (ゴロ合わせ省略) |
169 | はべり | ~です。~ます。 | はべらかせてみたいです。 |
170 | ~ばや | ~したい。 | バーミヤ○で中華が食べたい。 |
171 | ひねもす | 一日中。 | 昼寝もするよ一日中。 |
172 | ふみ | 書物。 手紙。 漢詩。 学問。 |
(「文・書」→書物・手紙・漢詩・学問) |
173 | べし | ~にちがいない。(強い推量) ~つもりだ。(強い意志) |
別室にアノ有名人がいるにちがいない。 |
174 | ほい | 本来の目的。本来の意志。 | (「本意」→本来の目的・本来の意志。) |
175 | ほど | 身分。 時間。とき。 程度。 |
(「程」→身分・時間・とき・程度) |
ま行 |
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176 | まうづ | お参りする。 参上する。 |
もうずっとお参りしているおばあちゃん。 |
177 | まし | ~だろうに。(反実仮想) | マシン(単車のこと)があれば乗るだろうに。 ※「…ましかば~まし」 → もし…だったら~だろうに |
178 | まじ | ~しないつもりだ。(強い打ち消し意志) ~しそうもない。(強い打ち消し推量) ~てはならない。(打ち消しの当然) |
マジでジャ●アンは歌ってはならない。 ※「え~まじ」→~できないにちがいない。 (41参照) |
179 | まほし | ~たい。(希望) | まぁ欲しい、買いたいな。 ☆あらまほし…「あってほしい」という意味。(13参照) |
180 | ~ままに | ~の通りに。 ~にまかせて。(心にまかせる) |
ママに言われた通りにやってみる。 |
181 | まめなり | まじめだ。 | 豆な人はまじめだ。 |
182 | まらうと | 客 | 麻呂とお客さん。 |
183 | まゐる | 参上する。 召し上がる。 |
お参りに参上し、まんじゅうを召し上がる。 |
184 | みかど | 天皇。 | ミカンどぉ?と天皇。 |
185 | みゆ | 見える。 思われる。感じられる。 |
(ゴロ合わせ省略) |
186 | む(ん) | ~だろう。(推量) ~(し)よう。(意志) ~ような。(婉曲) ←「む+名詞」のとき |
むな毛が生えるだろう。ならば美しく生やそう。 |
187 | むげなり | 身分が低い。 ひどい。 |
むな毛なら自信ある、身分が低い者たち。 |
188 | むつかし | わずらわしい。不快だ。 | 難しい問題はわずらわしい。 |
189 | めでたし | すばらしい。 | めでたく合格!すばらしい! |
190 | ものぐるほし | 気が変になりそうだ。 | (「物狂ほし」→気が変になりそうだ。) |
191 | ものす | ある。いる。 行く。来る。 (※その他、様々な動詞の代わりに使う) |
(「物す」→「モノ+する」→様々な意味に。) |
や行 |
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192 | やうやう | だんだん。 | ヨーヨーだんだん上手くなる。 |
193 | やがて | すぐに。 そのまま。 |
やがてすぐにトイレへそのまま直行。 |
194 | ~やは | ~(であろう)か、いやない。 | やわらかいダイヤモンドがあろうか、いやない。 |
195 | やまぎは | 空の、山に接する部分。 | (「山際」→空の、山に接する部分) |
196 | やむごとなし | 大切である。重大である。 格別である。 |
やることないけど大切に時間を使おう。 |
197 | ゆかし | 行きたい。見たい。聞きたい。 | (「行かし」→行きたい。) (行ってみたいという気持ちから→見たい。聞きたい。) |
198 | ゆゆし | 不吉だ。 すばらしい。立派だ。 |
湯湯。死体ばかりで不吉だ。 |
199 | ゆゑ | 原因。理由。 ~のために。(原因・理由を表す) |
胃炎の原因は日頃の不規則な生活のために起こる。 |
200 | よし | 理由。 手段。方法。 |
よし、理由を言ってみろ。 |
201 | よしなし | 仕方がない。 くだらない。 |
予習なしでは分からなくても仕方がない。 ※「よしなしごと」…とりとめもないこと・つまらないこと |
202 | よすが | 手段。方法。 | 止すがいい。他に手段があるはずだ。 |
203 | よむ | 詩歌を作る。 | (「詠む」→詩歌を作る) |
204 | ~より | ~によって。(手段、方法を表す) | 寄り道することによって見付けた、新しいお店。 |
205 | よろづ | すべて。 いろいろ。 |
(「万」と書く。→すべて・いろいろ。) |
ら・ わ行 |
|||
206 | り | ~た。(完了) ~ている。(存続) |
りんごを食べている人。 |
207 | れい | いつも。ふだん。 | 礼していつもの授業が始まる。 |
208 | わざ | 行為。おこない。 仕事。 技術。 法要。仏事。 |
(「業・態・技」→行為・おこない。仕事。技術。法要。仏事) |
209 | わびし | つらい。 | わびしいお食事つらいなぁ。 |
210 | わらは | 子供。 | 笑われた子供。 |
211 | われ | わたくし。 | (「我」→わたくし) |
212 | ゐる | 座る。 | いるのなら座って待っといてね。 |
213 | をかし | 趣がある。 | 日本のお菓子は趣がある。 |
214 | をし | かわいい。いとしい。 | (手放すのが惜しい→かわいい。いとしい) |
215 | をりふし | 季節。 時。時刻。 |
(「折節」→季節。時。時刻) |
216 | ん | (186の助動詞「む」と同じ) | (186と同じなので省略) |