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月の異名(昔の名前)について解説【中学古典(文語文法)講座】

月の異名とは、早い話、昔の月の呼び方です。

考えられる出題パターンとしては、『7月は昔の呼び方でいうと何になりますか。あとから記号を選び、答えなさい』といった記号問題や、『水無月とは何月のことでしょう』という記述式問題です。


漢字の読みを問うことも考えられます。

例えば、『如月』の読みを答えなさい、という問題ですね。


漢字を書かせるタイプの出題はあんまり無いと思いますが、
一応書けるようにしておいた方が無難だと思います。大体は簡単な漢字ですしね。

1月:睦月(むつき)
2月:如月(きさらぎ)
3月:弥生(やよい)

4月:卯月(うづき)
5月:皐月(さつき)
6月:水無月(みなづき)

7月:文月(ふみづき(ふづき))
8月:葉月(はづき)
9月:長月(ながつき)

10月:神無月(かんなづき(かみなづき))
11月:霜月(しもつき)
12月:師走(しわす)

※ 読みは現代仮名遣いに直してあります。

季節は今と感覚が違うのでちょっと注意が必要です。


例えば2月は古典の世界では春になります。

正月のことを『新春』と言ったりしますが、その理由は上の表を見れば分かると思います。


ともあれ、1月から順番に月の昔の呼び方を覚えればこの単元の目的は達成です。

 

先ほど述べた出題パターンで少し補足。

例えば、『水無月とは何月のことでしょう、漢数字で答えなさい。』という問題が出たとします。

さて答えは何でしょうか。


この場合、答案に『6月』と書くと×になります。

問題文に『漢数字で~』とあるので、『六月』が正解です。


何回か実際に目にしたことがあるヒッカケなので、答えるときは注意してください。

「漢数字で」の『漢』の部分を鉛筆やシャーペンなどでグリっと○で囲むなどして目立つようにしておくと、間違えなくなると思います。

月の異名ゴロ合わせ

当然ながら、フツーに覚えられる人、これより良いゴロ合わせを知っている人なども含め、自分に合った覚え方で覚えてください。

ゴロ合わせとは、あくまでも覚えるための一つの手段、一例に過ぎませんので。

ゴロ合わせ文 ゴロ合わせ対応部分
むきゃとサル鳴く1・2・3匹、
※(1・2・3匹は1~3月を表す)
 「」→睦月(つき)
 「」→如月(さらぎ)
 「」→弥生(よい)
ウサ耳付けて夏が来て、  「」→卯月(づき)
 「」→皐月(つき)
 「」→水無月(なづき)
いたら禿げたい髪、  「」→文月(みづき)
 「禿」→葉月(づき)
 「」→長月(ながつき)
鼻をかんだら失神もします  「かん」→神無月(かんなづき)
 「失神も」→霜月(しもつき)
 「します」→師走(しはす

『ゴロ合わせ文』を縦に読むと文章が完結するようになっています。


上から順に春夏秋冬の4フレームからなっており、文字の色が異なる部分が右のゴロ合わせに対応しています。

たとえば『むきゃっと~』だと、「む」の部分が睦月(むつき)の「む」に対応しているということです。

ストーリー性のあるゴロ合わせなので、物語を頭の中でイメージすると覚え易いと思います。