神社で授与されるお守りはいろいろとあって目移りしてしまいますが、向かい干支に注目したことはありますか?
向い干支(むかいえと)とは、自分の生まれた年に当る干支から数えて7番目に当る十二支の動物(十二支を時計周りに円状に配した場合、自分の干支と向い合わせになる動物)の事を云い、向い干支を大切にし、身辺にその柄をあしらったものを持つようにすると幸福が訪れる
例えば、今年の干支である申の向かい干支は寅、来年の干支である酉だったら兎といった具合になります。江戸時代から向かい干支を大切にする風習があったとか。
向かい干支は自分の干支とは正反対の性質をもっているため、自分にはないパワーを与えてくれる「守り干支」と呼ばれています。
十二支にはそれぞれに性質があると言われています。自分にない性質を補ってくれる向かい干支で、弱点をカバーできそう。これは大切にしなくては!
向かい干支のお守りを買ったり、祀られている神社にお詣りしたりする人もいます。パワースポット巡りとして、これから神社に参拝するのも良いですね。
作家の泉鏡花は酉(とり)年生まれだったため、向かい干支にあたる卯(うさぎ)のグッズを集めていたそう。子どもの頃に、母親から水晶の兎をもらったことがきっかけとなり、ステッキや玩具などを蒐集する熱心なうさぎコレクターに。
また、お守り以外にも向かい干支の動物の雑貨をコレクションするのも◎。雑貨なら身に付けやすいですよね。小物がさり気なく向かい干支になっているのはおしゃれ!
向かい干支の人は正反対の気質をもっているから相性がよく、深い縁(えにし)で結ばれるといいます。
さらに要チェックなのが、向かい干支の人。正反対だからぶつかり合うこともあるかもしれませんが、お互いに補い合うことのできる関係なのだとか。あなたの周りの6歳差の人、何だか気になりませんか? 何だか取っ付きにくい……と敬遠しているのはもったいないかもしれませんよ。
自分に足りないパワーを授けてくれるかもしれない向かい干支。これからはちょっぴり気にしてみてくださいね♪