子どものころ、なんとなく耳にしたり、遊んだりする中で歌ったことがある童謡。短い歌詞と、覚えやすいメロディーの裏に、思わずぞっとするようなストーリーや意味があるとか……。
てるてる坊主
誰でも1度は作ったことがあるであろう「てるてる坊主」。白くて丸い、かわいらしいルックスながら、首を吊るような飾り方って、よく考えたら怖くないですか!?
そういや、てるてる坊主ってほんとは怖いものだよね笑笑てるてる坊主の歌(?)の3番がそれを物語ってるよね笑
— たがみ (@otouhuTGM) July 9, 2016
【意外と知られていない童謡の秘密】
童謡てるてる坊主の話
てるてる坊主の歌には、晴れにしてくれないと、「お前の首を切り落とすぞ」という歌詞が入っている
— 雪娘-ゆきんこ- (@yukinko_3614) May 1, 2016
実は3番の歌詞の最後が恐ろしい! そ、そこまでしなくても……。どうしてこんな歌詞になったのでしょうか? それにはこんな噂が……。
昔、降り続く雨に困っていると、ひとりのお坊さんがやって来ました。お経を唱えてもらえば必ず晴れることで有名なのだといいます。そこで殿様の前でお経を唱えてもらいましたが、次の日も雨は降り止みませんでした。罰として、お坊さんは首をはねられてしまいます。その首を白い布で包んで吊るしたところ、次の日はよく晴れました。これがてるてる坊主の始まり、なのだそうです。
「てるてる坊主の歌」が怖すぎる? 削除された1番の歌詞とは(tenki.jpサプリ 2015年05月14日) – 日本気象協会 tenki.jp
首をはねるだけでも十分怖いのに、それをさらに吊るすなんて残酷過ぎます……。また、てるてる坊主の逸話の中には、左目を描いてはいけないというルールなどもあるんだとか。見事願いを叶えて、いいお天気に恵まれたら、左目を描き足して、川に流すことが供養となるそうですよ。
シャボン玉
続いても有名な童謡「シャボン玉」。
うわー、御巣鷹慰霊で子供たちが「♪シャボン玉飛んだ、屋根まで飛んだ、屋根まで飛んで、壊れて消えた……」と合掌。よくこんな怖い歌、歌うな〜。
— カラサワ (@cxp02120) August 12, 2015
シャボン玉の歌も実は怖い歌。あれは戦時中に亡くなった子どものことを歌っている
— カオスちゃん@あびこ (@kotonakare666) June 19, 2016
作者の野口雨情が、生まれてわずか8日目だった長女の訃報に、我が子の儚い命をシャボン玉になぞらえて唄ったものだとか。子を亡くした親の切ない想いが込められた曲なんですね。
「花いちもんめ」「赤い靴」…哀しく恐ろしい意味が隠された日本の童謡10選 – Ameba News [アメーバニュース]
もちろん所説ありますが、これが本当なら怖いというより、悲しい童謡なのですね。ちなみに、この曲は「風、風、吹くな シャボン玉飛ばそ」という歌詞が続いています。生まれてきた大切な命が健やかに育ってほしいという気持ちが込められているのかもしれませんね。
「 花いちもんめ」
お友だちと手を繋いで遊んだ記憶のある「花いちもんめ」。2組に分かれて、メンバーを増やしていく懐かしいあの遊びの歌にも、こんな噂が……。
花いちもんめ、箪笥長持あの子が欲しい。あの子じゃ分からん。相談しよう。そうしよう。
だった。
(´・ω・`)結構怖い歌だわ— りら☆うさっぺ (@HanzouPikusibu) May 29, 2016
個人的には花いちもんめがいっちゃん怖い
「あの子が欲しい」「あの子じゃわからん」とか怖ない?— 管理人 (@applehouse0711) June 1, 2016
花=女の子、いちもんめ=一匁(重さの単位、そこから値段を決めた)であり、人身売買の様子を描いた歌だったとか。
「花いちもんめ」「赤い靴」…哀しく恐ろしい意味が隠された日本の童謡10選 – Ameba News [アメーバニュース]
歌詞に登場する「かって、まけて」は、じゃんけんの勝敗ではなく、人を「買って」金額を「まけて」という意味ではないかという見方もあるそうですよ。あの子が欲しい、という直接的な歌詞は、よくよく考えるとそんな気もしてきます……。
どれもこれも、子どものころは全く意識していなかったので、気付きませんでした……。年代や地域によって歌詞が変わることもあり、あくまでも噂ですが、改めて歌詞を知ると、聞き覚えのある童謡もショッキングな内容だったんですね。暑い夏にふさわしい、少しぞっとするお話でした。