最近、日本でもイギリスのドラマシリーズ「シャーロック・ホームズ」のファンが増えているとか。
このドラマの主人公であるシャーロックを演じるのは俳優、ベネディクト・カンバーバッチ氏。彼はまさに知的でイギリス仕立てのスーツが似合う骨太な英国紳士です。
英国紳士の特徴は?
かくいう私も彼の大ファン。なんなら、世界で一番好みなのが英国男子です。なんせ、スーツフェチなもので、ロンドンなんていくとワクワクが止まりません。
ロンドンのビジネス街に足を踏み入れると、スーツの仕立て屋がずらりと並び、ため息の出るような上品な生地で仕立てられた洋服たちを愛でてしまいます。しかも、それを着てリアルに歩いているスーツ紳士たちがわんさかいます。
パリって、スーツを着て仕事している人は大概パリ郊外にあるビジネス街に追いやられているか、または結構崩してスーツを着ている人が多く、イギリス人男性のようにピリッとした着方ではないんですね。しかも、顔がフェミニンなやさしい人が多いので、スーツが似合うという感じでもないんです。
やはり、スーツは英国紳士のものだなと思います。と、つい熱く語ってしまいましたが、肝心のイギリス人男性の性格はいかなるものでしょうか?
実際にイギリス人男性と話をしてみると、なんだか日本人男性と話しているのとあんまり変わらない印象です。最初のコンタクトは、お互いの距離をしっかり計るのですぐには親しい感じにはなりません。
同じ英語を話すアメリカならば、道端やお店、バスの中などで知らない人同士が気軽に話すのがごく普通のこと。でも、イギリスでそれをやると「知らない人なのに話しかけるなんて、変な人だ」と警戒されてしまう確率が非常に高いのです。ちょっと日本と似ていると思いませんか? 同じ島国というのも少なからず関係している気もします。
イギリスでモテる日本人女性とは
さて、イギリスでモテる女性というのはどういう人か? これについては目立った定番タイプがあるように思えません。ただ、イギリスに住んでいたり、イギリス人男性と結婚していたりする日本人の知人を見ていると、彼女らにある特徴があるのがわかります。
それは、「しっかり地に足がついている女性」が、他のどの海外よりも目立つということです。詳しく言うと、自分の仕事をしっかりしている、ということです。
イギリスは、なんといっても物価が高い国。パリからイギリス旅行は電車で3時間もあれば行ける距離だけれど、ユーロに比べてポンドは1.5倍程の高さ。気軽に遊びに行ける場所ではありません。日本円と比べるともっと高くて、ポンドは2倍程の高さです。
イギリスに旅行に行くと、パリでは見られない「一生懸命働く人」の姿が目立ちます。高級店でもなんでもないインドカレーレストランに入っても、インド人の店員さんが笑顔でちゃんと接客してくれます。一方パリでは笑顔なんてない。それ以前に、仕事なんてしたくないオーラが漂いまくっているのに、です。
ロンドンの街全体で感じ取られるのは「働かざるもの、イギリスに住むべからず」という雰囲気。パリと違って貧乏人は肩身が狭い感じがします。
イギリス人と外国人の国際結婚は最たるもの。私たち日本人がイギリス人男性と結婚したいとなっても、お互いがしっかり仕事して、そこそこ稼いでないと、結婚ビザはもらえないそうです。
結婚しているのにイギリスに住まわせてもらえず、遠距離結婚になってしまう国際カップルもいるとか……。世界で一番「結婚・配偶者ビザ」を取得するのが難しい、なんて言葉も聞くほどです。
恋しようが、結婚しようが、甘えさせてくれないのがイギリス。国際恋愛・結婚以前に、世界に出るとこうした問題があることも知っておくにこしたことはありません。