文系の雑学・豆知識

歴史、美術、文学、言葉、文化についての雑学・うんちく・豆知識・トリビアを集めたサイトです。気になった記事や文章を個人のメモとして投稿しています

2019-08-18から1日間の記事一覧

栗山大膳(利章)の黒田騒動に関する資料

寛永九年六月十五日に、筑前國福岡の城主黒田右衞門佐忠之の出した見廻役が、博多辻の堂町で怪しい風體の男を捕えた。それを取り調べると、豐後國日田にいる徳川家の目附役竹中采女正に宛てた、栗山大膳利章の封書を懷中していた。城内でそれを開いて見れば…

武市半平太の最後(三文字割腹の法に関する資料)

三年に亘る裁判も遂に瑞山(半平太)等を服罪させることが出来ない。この上は証拠不充分の故をもって放免するか、或は証拠も服罪も無視していわゆる「御見つけ」をもつて処刑するかの二つに一つであるが、時あたかも勤皇派不振の天下であり、藩庁要路の顔振…

坂本龍馬の姉・坂本乙女に関する資料

八平直足の三女、天保三年(一八三二)正月一日出生、龍馬より三歳上である。年がもっとも近いので龍馬は他の兄姉よりも乙女になついていた。脱藩後席のあたたまる暇も無い程東に西に奔走中でも、乙女にはこまめに近況を報じ、ときとしては手紙でからかった…

井原西鶴『世間胸算用』(現代語訳・織田作之助)全文

巻一 問屋の寛潤女 世の定めで、大晦日の闇は神代このかた知れたことなのに、人はみな渡世を油断して、毎年一度の胸算用が食い違い、節季を仕舞いかねて困る。というのも、めいめい覚悟がわるいからだ。この一日は千金に替えがたい。 銭銀のうては越されぬ冬…

三輪山に関する伝説

本邦の伝説中所伝が最も古く有名なのは三輪山伝説である。これは三千年の昔神代の頃、美しい活玉依姫のもとに夜な夜な通う男があったが、その素性を知りたいと一夜衣の裾に糸を刺して翌日これを頼りに尋ねて行くと、大和の国三輪神社に入った。そこでこの婿…

乃木希典の殉死に関する資料

乃木希典略歴、(一八四九~一九一二)。 明治期の陸軍大将。長州藩士の家に生まれ、吉田松陰の師である伯父玉木文之進に薫陶を受ける。明治元年、戊辰戦争で幕軍と戦い、四年、陸軍少佐任官。十年、西南戦争で苦戦、軍旗を奪われ、これが終生の恨事となる。…

人皮装丁本にまつわる噂

人間というものは、いろいろ考えるもので、なんと人間の皮で装丁した本を作ったというから愕きだ。 一般に本の装丁材料は、革(羊・山羊・豚・子牛・アザラシ)、布(木綿・麻・絹)、装丁用クロス、紙などが用いられる。 このほか好事家好みのゲテ装本とし…

最後の斬首刑囚「高橋お伝」に関する資料集

高橋でんの最後 先ず、斬首執行人・山田一族について。 江戸の元禄の頃から明治十四年の廃刑まで、死罪における斬首の刑を執行した山田浅右衛門一族は、七代この仕事をつづけた。しかし斬首はこの一族の正式の仕事ではなく、二世吉時の代に≪徳川家御佩刀御試…

三島由紀夫「檄文」全文

三島由紀夫が、昭和45年11月25日に市ヶ谷駐屯地にて割腹自決した際、自衛隊員に向けて撒いた「檄文(全文)」です。 ------------------------ われわれ楯の会は、自衛隊によって育てられ、いわば自衛隊はわれわれの父でもあり、兄でもある。その恩義…

三島由紀夫の割腹自殺に関する余話

昭和四十五年(一九七〇)十一月二十五日、作家・三島由紀夫(四五)が東京都新宿区市ケ谷本村町の陸上自衛隊東部方面総監部の総監室において割腹自刃した。その際、三島と行動をともにした楯の会会員四人のうち、森田必勝(二五)も、最後には古賀浩靖の手…

O・ヘンリー『賢者の贈物(The Gift of the Magi)』翻訳全文

一ドル八十七セント。それで全部だ。顔から火の出る思いをしながら、乾物屋だの八百屋だの肉屋だのを値切りに値切って貯めたのである。一ドル八十七セント。明日はクリスマスというのに… みすぼらしい小さなベッドへ身を投げ掛けてオンオン泣くより他なかっ…

特攻隊員と戦艦「ミズーリ」逸話(高知新聞・平成十七年十一月二十二日付より)

高知新聞・平成十七年十一月二十二日付より 太平洋戦争末期の昭和二十年(一九四五年)四月十一日午後二時四十三分、鹿児島県薩南諸島喜界島沖で、一機の零式戦闘機が米国戦艦「ミズーリ」の右舷艦尾に体当たりした。 この勇敢な攻撃に心を打たれたウィリア…

O・ヘンリー『最後の一葉(The Last Leaf)』翻訳全文

ワシントン広場の西の狭い区域の、ずんぐりした三階建の煉瓦造りの天辺に、スウとジョンジーの画室があった。ジョンジーはジョアナの愛称である。スウはメイン州、ジョンジーはカリフォルニア州から来た。二人は八番通りの食堂で出会い、芸術や服についても…

三島由紀夫の最後の演説 全文

注1、 ………は、聞き取り不能注2、 青字は、野次に対する三島の叱咤注3、 茶色は、野次 私は、自衛隊に、このような状況で話すのは空しい。しかしながら私は、自衛隊というものを、この自衛隊を頼もしく思ったからだ。こういうことを考えたんだ。しかし日本…

物語文(小説文)、随筆文の読解方法【中学現代国語講座】

目次 ●物語文とは、随筆文とは-物語文または随筆文の読解問題を解くときのコツ●物語文のポイント-登場人物について- 心情について●随筆文のポイント-「感想」とは●「出来事」について●状況や情景の描写で注意すべき点●心情の把握の仕方●読み方まとめ 物語文…

形容詞・形容動詞の活用形の見分け方・覚え方【中学現代国語講座】

目次 はじめに(1)形容詞の活用(2)形容動詞の活用(3)形容動詞の特徴~品詞の識別問題を解くためのキー~結局何を覚えればよい? はじめに 形容詞、形容動詞は、何といってもその活用を覚えることが最も重要です。 よく出る問題のパターンとしては、…

訳しにくい助詞「ば」ついて解説【中学古典(文語文法)講座】

目次 はじめに(1)しかば(2)なば(3)ねば 結局何を覚えればよい? はじめに 古典の助詞『ば』は、訳しにくいものです。 助詞の「ば」の訳し方は問題でよく出てきますが、その際のポイントは、「ば」の直前の語を見ることでした。 未然形(ア段の音)…

古文の重要単語について解説【中学古典(文語文法)講座】

おことわりと注意事項 塾講師時代に使用していたテキストをベースに、およそ220語を“古文重要単語”として選び、掲載しています。 中学生対象のため、高校生の方は全部覚えても明らかに知識不足となりますのでご注意下さい。 ここに載っていなくても学校や…

月の異名(昔の名前)について解説【中学古典(文語文法)講座】

月の異名とは、早い話、昔の月の呼び方です。 考えられる出題パターンとしては、『7月は昔の呼び方でいうと何になりますか。あとから記号を選び、答えなさい』といった記号問題や、『水無月とは何月のことでしょう』という記述式問題です。 漢字の読みを問…

動詞の活用形の見分け方・覚え方【中学現代国語講座】

目次 はじめに (1)活用とは (2)活用形とは (3)未然形、連用形、終止形、連体形、仮定形、命令形 (4)動詞の後にこの語が来ればこの活用形 (5)語幹・語尾(6)動詞の活用の種類 (7)動詞の活用の種類の見分け方 結局何を覚えればよい? 付録…

論説文(説明文)の読解方法【中学現代国語講座】

目次 論説文とは (1)論説文の成り立ち (2)“筆者の主張”とは (3)本文のどこが重要か (4)元々の論説文のどこを抜き出したかによって生こる現象 -見解が書かれた部分がいくつかあり、それらの中に最も伝えたい事(主張)がある論説文 -見解が書かれ…

歴史的仮名遣いの一覧とその解説【中学古典(文語文法)講座】

目次 はじめに (1)歴史的仮名遣い その1 「ぢ→じ」「づ→ず」「む→ん」 「ゐ→い」「ゑ→え」「を→お」 「くゎ→か」「ぐゎ→が」 (2)歴史的仮名遣い その2 語頭以外の「はひふへほ」→「わいうえお」 (3)歴史的仮名遣い その3 「ア段の音+う」→「オ段+う」 「…