文系の雑学・豆知識

歴史、美術、文学、言葉、文化についての雑学・うんちく・豆知識・トリビアを集めたサイトです。気になった記事や文章を個人のメモとして投稿しています

栗山大膳(利章)の黒田騒動に関する資料

寛永九年六月十五日に、筑前國福岡の城主黒田右衞門佐忠之の出した見廻役が、博多辻の堂町で怪しい風體の男を捕えた。それを取り調べると、豐後國日田にいる徳川家の目附役竹中采女正に宛てた、栗山大膳利章の封書を懷中していた。城内でそれを開いて見れば…

武市半平太の最後(三文字割腹の法に関する資料)

三年に亘る裁判も遂に瑞山(半平太)等を服罪させることが出来ない。この上は証拠不充分の故をもって放免するか、或は証拠も服罪も無視していわゆる「御見つけ」をもつて処刑するかの二つに一つであるが、時あたかも勤皇派不振の天下であり、藩庁要路の顔振…

坂本龍馬の姉・坂本乙女に関する資料

八平直足の三女、天保三年(一八三二)正月一日出生、龍馬より三歳上である。年がもっとも近いので龍馬は他の兄姉よりも乙女になついていた。脱藩後席のあたたまる暇も無い程東に西に奔走中でも、乙女にはこまめに近況を報じ、ときとしては手紙でからかった…

井原西鶴『世間胸算用』(現代語訳・織田作之助)全文

巻一 問屋の寛潤女 世の定めで、大晦日の闇は神代このかた知れたことなのに、人はみな渡世を油断して、毎年一度の胸算用が食い違い、節季を仕舞いかねて困る。というのも、めいめい覚悟がわるいからだ。この一日は千金に替えがたい。 銭銀のうては越されぬ冬…

三輪山に関する伝説

本邦の伝説中所伝が最も古く有名なのは三輪山伝説である。これは三千年の昔神代の頃、美しい活玉依姫のもとに夜な夜な通う男があったが、その素性を知りたいと一夜衣の裾に糸を刺して翌日これを頼りに尋ねて行くと、大和の国三輪神社に入った。そこでこの婿…

乃木希典の殉死に関する資料

乃木希典略歴、(一八四九~一九一二)。 明治期の陸軍大将。長州藩士の家に生まれ、吉田松陰の師である伯父玉木文之進に薫陶を受ける。明治元年、戊辰戦争で幕軍と戦い、四年、陸軍少佐任官。十年、西南戦争で苦戦、軍旗を奪われ、これが終生の恨事となる。…

人皮装丁本にまつわる噂

人間というものは、いろいろ考えるもので、なんと人間の皮で装丁した本を作ったというから愕きだ。 一般に本の装丁材料は、革(羊・山羊・豚・子牛・アザラシ)、布(木綿・麻・絹)、装丁用クロス、紙などが用いられる。 このほか好事家好みのゲテ装本とし…